ファッション 【長崎古版画】『第1集・阿蘭陀人とカルパ黒坊』6色摺り 単品 H_004

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【長崎古版画】『第1集・阿蘭陀人とカルパ黒坊』6色刷り 単品 H_004 紅毛人たちも東印度会社を中心とする極東の生活が長くなればなるほど、本国にいたころとは打ってかわったオリエンタルリズムの風俗、習慣、食物などをおのずからたしなむようになるのは当然のことでしょう。 本図に見える紅毛人も、そうした東洋化した代表的な人物で、羅宇(ラオ)竹のキセルの先に野いばらの根の吸い口をはめこんだ独得のパイプをくゆらしながら、轆轤(ろくろ)仕かけの日傘を、カルパ(じゃがたら)黒ん坊(原文まま)にさしかけさせ、ゆうゆうと漫歩しています。 じゃがたら黒ん坊というのは当時のインドネシア人のことで、長崎人はこの人たちと天仁黒ん坊、震旦黒ん坊(インド、ビルマ、タイの人々をさす)とをじゅうぶん区別することができました。おらんだ商館内における彼らの待遇は別として、長崎人はこれを「奴隷」として認めていませんでした。それは秀吉の時代に定めた「耶蘇会の伴天連(ばてれん)等も亦奴隷売買に関係する南蛮人あらば、これをえすこんむにあん(放逐ぐらいの意味)に掛くべし」というおきてが徳川時代においても消滅していなかったからです。 だから図のようにジャワ更紗をまとったインドネシア人が何かの用で外出を命ぜられると、大変な喜びようで第一装のおめかしをして出かけ、町役人に愛きょうをふりまき、町の子たちに凧(長崎ではハタという)を与えたりした人気者だったのです。 長崎古版画は百数十年間大切に保存されてきた版木(現在は長崎市立博物館所蔵)から、長崎最後の摺師武田紫鼓師の手により摺られた完全復刻版です。版木の傷みを考慮して当時200組が摺られています。版木の状態と摺師の存在を考えれば、今後摺られることはないでしょう。■長崎市立博物館所蔵の長崎版画を版木に依り完全復刻■摺 師:武田紫鼓師(長崎最後の摺師)■制作日:昭和三九年九月十日着手、十二月十二日完成 ■制作数:限定二百組のセットバラシ単品■台紙サイズ:縦50×横36㎝■摺紙サイズ:縦36.5×23㎝■色数:6版・6色摺り■状態:摺り・保存は良好ですが、年代物につき汚れヤケ等は写真にてご確認ください。#NEZU版画・絵画#NEZU長崎古版画

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