平成７年没の親父が布団袋に隠し持っていたものです。　親父は大学校卒業と同時に海軍予備士官として召集され、ソ連との国境である黒龍江で江防艦隊旗艦「定邊」に乗り、北方の守りに就いていました。　　さて、今回出品しますこの軍刀、当然、刀身は私が警察の生活安全課に提出し、以外の物は記念に保有していたものです。80〜90年は経ていますので、それなりの錆や傷みがあります。　鞘　長さ約74㌢、皮が巻かれています。こんなに上手にピタッと巻かれ、今も亀裂や破れも無いのには感心します(部分的な小さな凹みはあります)。　柄　長さ約27㌢、鮫皮(あまり専門的なことは？)が巻かれ、間からは桜のマークが表と裏に見られます。年月を経ても巻いてある紐にゆるぎは無く、当時の職人さん達の技術に感心さされます。先端に紐で繋がれている金具については、何をするものか？分かりません。　鍔　縦70㍉横56㍉程度です。表と裏に桜のマークが計４箇所付いています。付属の金具は錆だらけでババチイです。　状態は画像で判断して下さい。　最終画像は、生活安全課に提出する前の記念画像です。